2011年1月18日火曜日

あいさつ(活動レポートより)

 10月30日~11月4日まで第1回カンボジア医療奉仕活動が行われ、日本 から19名、韓国から11名の計30名が参加しました。 


 この医療奉仕活動は、30年以上前から毎年1回以上継続的に、韓国、フィリピン、バングラディシュ、モンゴル、パラグアイ等で行われてきました。 

 今回は、昨年カンボジア政府の依頼を受けたことから計画が始まり、予備 調査隊の派遣を行いながら準備を進めてまいりました。最終的には州立病院 施設をお借りできることとなり、現地病院スタッフ、赤十字青年団、ボーイ スカウトの優秀な協力も得て、医療内容も充実したものとなりました。 

 診療地は、首都プノンペンから北東へ車で5時間かけたところにあるクラ チエ州で行われました。診療活動は1日半ではありましたが、内科・外科・ 整形外科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科の診療を行い、855名の患者を診ること ができました。 

 内科は、消化器系の患者がもっとも多く、次いで筋骨格系、呼吸器系でした。診療には州立病院の副院長も加わっていただきました。 
 外科では、男性患者の胸部の中等大の腫瘍の摘出手術、眼科の霰粒腫切開 術、耳鼻咽喉科の咽頭内異物除去手術などの小手術も行われました。 
 眼科では、医師と検査技師が入り視力検査をしてくださり非常に助かりました。 
 整形外科では、理学療法士の運動療法も取り入れて行われました。 
 現地には、歯科医師がいないこともあり、歯科治療特に歯科技工士による義歯作成がとても喜ばれました。 

 一日目の診療後、州の政府関係者、州立病院長はじめ現地関係者から熱い歓迎を受け、感謝のことばをいただきました。最後になりましたが、今回の医療奉仕を実施するにあたり、多大なるご理解ご協力を賜りました皆様方に厚く御礼申し上げます。 
                  2010年12月10日 NPO法人CAMP 白石弘志

2011年1月16日日曜日

カンボジアのシェムリアップ州立病院訪問時の記録

シェムリアップ州立病院での訪問で、院長、副院長から説明がありました。

その内容をお伝えします。

  • ベッド数は250床で、医師40(8人が専門医、他は一般医)

  • 内科の疾患は結核(TB)、上気道感染症、マラリアが多い。HIVの患者が2700人いる。

  • 手術は15(帝王切開、骨折など)、手術費用は1100

  • 診断装置として、超音波(エコー)、内視鏡(上部消化管)、X線がある

  • 入院患者数は、150300人(患者数に従って薬は政府から支給されるが、ベット数の250人分まで)
  • 薬局は、外来用の薬局と手術患者用の薬局がある
  • 抗生物質の種類は10種類位を扱っている
  • 歯科の患者数は145人で抜歯が主である
  • 虫歯予防に何が大事かとの質問に対し、患者の栄養コントロールという答えが返ってきた
  • 眼科医は常勤医が1人、パートが1人いて、1日の患者数は10人位
  • 結核患者は1)払える人は患者本人が払う。240%を病院が払って、残りを患者が払う。3)貧しい人は政府が払う
  • 職員の給料は、病院の収益から払うが不足している。不足分は外国からの援助に頼っている



    男女別円グラフ情報(クラチェ州立病院での医療奉仕活動)

    クラチェ州での医療奉仕活動情報(男女別グラフ)

    年齢別の患者数

    クラチェ州での医療奉仕活動情報 実施患者数(年齢、男女別)

    歯科治療の内訳



    医療奉仕活動報告(患者の診療科目別内訳)

    2011年1月15日土曜日

    あいさつ(活動レポートより)

     10月30日~11月4日まで第1回カンボジア医療奉仕活動が行われ、日本 から19名、韓国から11名の計30名が参加しました。 

     この医療奉仕活動は、30年以上前から毎年1回以上継続的に、韓国、フィリピン、バングラディシュ、モンゴル、パラグアイ等で行われてきました。 

     今回は、昨年カンボジア政府の依頼を受けたことから計画が始まり、予備 調査隊の派遣を行いながら準備を進めてまいりました。最終的には州立病院 施設をお借りできることとなり、現地病院スタッフ、赤十字青年団、ボーイ スカウトの優秀な協力も得て、医療内容も充実したものとなりました。 

     診療地は、首都プノンペンから北東へ車で5時間かけたところにあるクラ チエ州で行われました。診療活動は1日半ではありましたが、内科・外科・ 整形外科・眼科・耳鼻咽喉科・歯科の診療を行い、855名の患者を診ること ができました。 

     内科は、消化器系の患者がもっとも多く、次いで筋骨格系、呼吸器系でした。診療には州立病院の副院長も加わっていただきました。 
     外科では、男性患者の胸部の中等大の腫瘍の摘出手術、眼科の霰粒腫切開 術、耳鼻咽喉科の咽頭内異物除去手術などの小手術も行われました。 
     眼科では、医師と検査技師が入り視力検査をしてくださり非常に助かりました。 
     整形外科では、理学療法士の運動療法も取り入れて行われました。 
     現地には、歯科医師がいないこともあり、歯科治療特に歯科技工士による義歯作成がとても喜ばれました。 

     一日目の診療後、州の政府関係者、州立病院長はじめ現地関係者から熱い歓迎を受け、感謝のことばをいただきました。最後になりましたが、今回の医療奉仕を実施するにあたり、多大なるご理解ご協力を賜りました皆様方に厚く御礼申し上げます。 
                      2010年12月10日 NPO法人CAMP 白石弘志